「給付型奨学金 もらえる確率」「給付型奨学金 落ちる確率」と検索する人は、自分が対象になるのか、落ちるとしたらなぜなのかを知りたいはずです。この記事は、日本学生支援機構(JASSO)の公式ページで確認できる「給付奨学金」の収入基準・資産基準・学力基準だけをもとに、採用される条件と、落ちる主な理由を整理したものです。
確認日は2026年10月12日です。数字は、公式ページの令和8年度在学採用(二次)以降の基準です。毎年度、見直されることがあるため、申込む年度の最新の基準は、必ず公式ページで確かめてください。
- 「もらえる確率」は、JASSOの公式ページに載っていません。採用されるかどうかは、収入基準・資産基準・学力基準のすべてを満たすかで決まります。
- 収入基準は、学生等本人と生計維持者(父母など)の「支給額算定基準額」の合計で、第1区分〜第4区分と多子世帯に分かれています。
- 資産基準は、申込日時点の本人と生計維持者(2人)の資産額の合計が5,000万円未満(不動産は対象外)です。
- 学力基準は、1年次は評定平均3.5以上など、2年次以上はGPAが上位2分の1の範囲などです。ただし、卒業できないことが確定した場合や、単位数・出席率が低い場合は採用されません。
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給付奨学金とは(高等教育の修学支援新制度)
給付奨学金は、返済が要らない奨学金です。2020年4月に始まった「高等教育の修学支援新制度」の一つで、授業料・入学金の免除・減額と合わせて、大学・短期大学・高等専門学校・専門学校の無償化をめざす制度です。公式ページには、世帯収入の基準を満たしていれば、成績だけで判断せず、学ぶ意欲があれば支援を受けられる、と書かれています。給付奨学金は、国や自治体の確認を受けた大学等(確認大学等)が対象です。
収入基準|第1区分〜第4区分
学生等本人と生計維持者の両方が、収入基準と資産基準のどちらにも該当する必要があります。父母がいる場合は、原則として父母の2名が生計維持者です。収入基準は、次の区分で定められています(支給額算定基準額の合計)。
| 区分 | 支給額算定基準額の合計 |
|---|---|
| 第1区分 | 100円未満(市町村民税所得割が非課税) |
| 第2区分 | 100円以上25,600円未満 |
| 第3区分 | 25,600円以上51,300円未満 |
| 第4区分 | 51,300円以上154,500円未満 |
| 多子世帯 | 第4区分を超えるが、多子世帯に属していることが確認できる |
支給額算定基準額は、「課税標準額×6%−(調整控除額+調整額)」で求めます。課税証明書などに必ず載っている数字ではないため、マイナポータルなどで確認できると公式ページに案内されています。
収入・所得の上限額の目安(給与所得者の世帯)
公式ページには、収入・所得の上限額の目安が載っています(令和8年度在学採用(二次)より。単位は万円、給与所得者の世帯の年間の収入金額。学生本人が19歳〜22歳で、本人に市町村民税が課税されていない場合の目安)。
| 世帯の想定 | 第1区分 | 第2区分 | 第3区分 | 第4区分 |
|---|---|---|---|---|
| 2人(本人、母が給与所得者) | 229 | 332 | 402 | 649 |
| 3人(本人、母が給与所得者、高校生) | 289 | 391 | 457 | 677 |
| 4人(本人、親Aが給与所得者、親Bが無収入、高校生) | 295 | 395 | 461 | 698 |
この表は目安です。収入基準は課税標準額などで決まるため、世帯構成、障害者の有無、保険料の支払い状況などによって、目安の金額を上回っても対象になる場合や、下回っても対象にならない場合があると、公式ページに書かれています。給与所得者以外の世帯の目安や、ほかの世帯構成の目安も公式ページにあります。自分が対象になるかは、JASSOの「進学資金シミュレーター」でおおよそ確認できます。
資産基準
申込日時点の学生等本人と生計維持者(2人)の資産額の合計が、5,000万円未満であることが条件です。対象になる資産は、現金やこれに準ずるもの(投資信託、投資用の金・銀など)、預貯金、有価証券(NISAによる投資額を含む)、満期や解約で現金化した保険などで、土地・建物などの不動産は対象になりません。住宅ローンなどの負債と相殺することもできません。
学力基準|落ちる理由になりやすい点
- 1年次: 高校の評定平均が3.5以上、または入学者選抜の成績が入学者の上位2分の1の範囲、高卒認定の合格者、将来の目標を持って学ぶ意欲が学修計画書などで確認できる、のいずれか。
- 2年次以上: GPA(平均成績)が学部等の上位2分の1の範囲、または、修得した単位数が標準単位数以上で、学修意欲が学修計画書で確認できる、のいずれか。
- 採用されない場合: 修業年限で卒業・修了できないことが確定した場合、修得単位数が標準単位数の6割以下の場合、出席率が6割以下などで学修意欲が著しく低いと認められる場合。ただし、災害・傷病などのやむを得ない事由があるときは、支給対象となり得ます(在学校へ相談)。
お金に困っているときは
給付奨学金に落ちた、または申込みに間に合わなかったときは、授業料の免除・減額、貸与型の奨学金、学校の相談窓口を確認してください。家計が急に悪くなった場合は、被災・家計急変時の給付奨学金(家計急変採用)もあります。学費や生活費のために借入れが重なって返済が苦しいときは、弁護士・司法書士に債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)を相談する方法があります。依頼して受任通知が届くと、貸金業者からの直接の督促は通常止まります。ヤミ金融や個人間融資には近づかないでください。
借金の減額は、弁護士に無料で相談できます
支払いが遅れると、遅延損害金がかかります。返済が難しいときは、早めに専門家へ相談すると、返済の負担を見直せる場合があります。任意整理・個人再生・自己破産のどれが合うかは、借入額や収入によって変わります。
ライズ綜合法律事務所では、質問に答えるだけで借金の減額相談を無料で申し込めます(匿名でも可)。まずは減らせる可能性があるかだけでも確かめてみてください。
※相談しても必ず減額できるとは限りません。債務整理を依頼する場合は所定の費用がかかります。
まとめ
- 「もらえる確率」はJASSOの公式ページに載っていません。収入・資産・学力の基準をすべて満たすかで決まります。
- 収入基準は第1〜第4区分と多子世帯。上限額の目安は公式ページの表で確かめます。
- 資産基準は、本人と生計維持者(2人)の資産の合計が5,000万円未満(不動産は対象外)です。
- 学力基準は、1年次と2年次以上で異なります。卒業できないことが確定した場合などは採用されません。
- 家計が急に悪くなったときは、家計急変採用があります。
よくある質問
給付型奨学金に落ちる確率は公表されていますか?
この記事で確認した日本学生支援機構(JASSO)の公式ページには、「もらえる確率」「落ちる確率」は載っていません(2026年10月12日確認)。掲示板などの「3割」「1割」といった数字は、出典を確かめられないため使いません。採用されるかどうかは、収入基準・資産基準・学力基準のすべてを満たすかで決まります。
収入基準はどのように決まりますか?
学生等本人と生計維持者の「支給額算定基準額」(課税標準額×6%−調整控除額など)の合計で、第1区分(100円未満)から第4区分(51,300円以上154,500円未満)まで定められています。年収や所得の上限額の目安も公式ページにありますが、世帯構成などで変わるため、進学資金シミュレーターで確かめてください。
資産基準はありますか?
あります。申込日時点の学生等本人と生計維持者(2人)の資産額の合計が5,000万円未満であることが条件です。現金・預貯金・有価証券などが対象で、土地・建物などの不動産は対象になりません。
成績が悪いと給付型奨学金は受けられませんか?
1年次は、高校の評定平均3.5以上、入学者選抜の成績が上位2分の1の範囲、高卒認定の合格、学修意欲が学修計画書などで確認できることのいずれかです。2年次以上は、GPAが学部等の上位2分の1の範囲、または標準単位数以上を修得して学修意欲が確認できることのいずれかです。
家計が急に悪くなったときは申し込めますか?
JASSOの公式ページに、被災・家計急変時の給付奨学金(家計急変採用)があります。条件と手続きは、公式ページと在学する学校で確認してください。
出典
- 日本学生支援機構(JASSO) 高等教育の修学支援新制度(授業料等減免と給付奨学金)(確認日:2026年10月12日)
- JASSO 進学後(在学採用)の給付奨学金の家計基準(確認日:2026年10月12日)
- JASSO 進学後(在学採用)の給付奨学金の学力基準(確認日:2026年10月12日)
更新履歴
- 2026年10月12日:JASSOの公式ページを確認し、記事全体を書き直しました。「知恵袋で3割」「第二種の落ちる確率1割」「年収400万円以下が優先」「上位10%」「年収169万円で不採用の事例」など、出典の確認できない数字と事例を削除しました。
- 2024年:記事を公開しました。
