「プルーム」などの加熱式たばこは、2026年10月1日から店頭価格が変わります。値上げの対象になるのは喫煙者だけでなく、家計を管理している人にも関わる話です。
この記事は、加熱式たばこ「プルーム」「アイコス」「グロー」を利用している人、またはこれから値上げの内容を確認したい人向けに、JT(日本たばこ産業)・フィリップ モリス ジャパン・BATジャパンの公式発表と財務省の資料を実際に確認したうえで、銘柄別の新旧価格と値上げの理由をまとめたものです。喫煙をすすめるものではなく、値上げ前のまとめ買いをあおるものでもありません。
結論から言うと、プルーム用たばこスティック全31銘柄は10月1日から20本入り1箱あたり40円値上げされ、値上げの理由は紙巻きたばことの税負担の差をなくすための加熱式たばこの課税方式の見直し(財務省)です。アイコス・グローについても、各社の公式発表で同じ10月1日付の価格改定が確認できています。
- プルーム用たばこスティック全31銘柄が10月1日から20本入り1箱あたり40円値上げ(エボ580円→620円、メビウス550円→590円、キャメル530円→570円)。
- 値上げの理由は、紙巻きたばことの税負担の差をなくすための加熱式たばこの課税方式の見直し(財務省、加熱式たばこの税負担が増えます)。2026年4月に続く2段階目にあたります。
- アイコス(テリア・センティア・MIIX)、グロー(ヴァルト・ネオ・ラッキーストライク・ケント)も、各社の公式発表で同じ10月1日付の価格改定が確認できています。
- 今回10月1日の値上げは、財務省の加熱式たばこの課税方式の見直しにともなうもので、対象は加熱式たばこです(紙巻きたばこの個別の価格改定は、この記事では確認していません)。国のたばこ税の税率は2027年4月から3段階、1本あたり0.5円ずつ引き上げられる予定です(財務省)。
- まとめ買いを急ぐ前に、自分の銘柄の新価格を確認してください。
プルームは10月1日からいくらに値上げ?全31銘柄の新価格
JTは2026年8月5日、財務大臣への申請どおり認可を受けたとして、加熱式たばこ「プルーム」用たばこスティック全31銘柄の小売定価改定を発表しました。実施日は2026年10月1日です。価格は20本入り1箱の価格で、1本あたりの価格ではありません。

| シリーズ | 対象銘柄数 | 現行(20本入り1箱) | 10月1日から |
|---|---|---|---|
| エボ(EVO) | 12銘柄 | 580円 | 620円 |
| メビウス(MEVIUS) | 12銘柄 | 550円 | 590円 |
| キャメル(Camel) | 7銘柄 | 530円 | 570円 |
同じシリーズであれば、レギュラー・メンソール・フレーバー違いなどフレーバーの違いに関わらず、価格改定の内容は同じです。値上げ幅はどのシリーズも1箱あたり40円で、JTの発表資料に記載された現行価格・改定後価格と1件ずつ一致しています。
なお、JTの発表によると、小売定価改定の認可を受けたのは「プルーム」ブランドのたばこスティック全31銘柄で、廃止した銘柄を含めた申請は計50銘柄、輸入品を含め計62品目とされています。
キャメルはいくらになる?エボ・メビウスとの違い
「キャメル 値上げ」で検索する人が多いため、キャメルシリーズだけをまとめます。対象はリッチ・スムース・メンソール(コールド/フレッシュ/ベリー/マスカット)・ベリーオプションなど7銘柄で、現行530円が10月1日から570円に改定されます。

エボ・メビウスは現行580円・550円からいずれも40円の値上げで、キャメルも同じく40円の値上げです。値上げ幅自体はシリーズによる差がなく、現行価格の違いがそのまま新価格の違いになる形です。
なぜ値上げ?「加熱式たばこの課税方式の見直し」とは
今回の値上げは、消費税のように一律で税率が上がるものではありません。財務省の資料によると、加熱式たばこと紙巻きたばこの間には税負担の差があり、その差を解消するために加熱式たばこの課税方式の適正化が行われています。

この適正化は2026年4月と同年10月の2段階で実施するとされており、今回10月1日に反映される価格改定は2段階目にあたります。財務省の資料では、加熱式たばこの課税標準(紙巻きたばこ何本分とみなすか)を、重量や小売価格をもとにした計算方法から、段階を踏んで切り替えていくことが示されています。
そのうえで、国のたばこ税の税率自体については、2027年4月・2028年4月・2029年4月にそれぞれ1本あたり0.5円ずつ、3段階で引き上げる予定であることも、同じ財務省の資料に記載されています。これは紙巻きたばこに限った措置ではなく、今回10月1日の値上げとも別の、将来のスケジュールです。
アイコス・グローも10月1日から値上げ(各社公式発表)
加熱式たばこの値上げはプルームだけではありません。フィリップ モリス ジャパン、BATジャパンともに、それぞれの公式発表で2026年10月1日付の価格改定を明らかにしています。

アイコス(テリア・センティア・MIIX)
フィリップ モリス ジャパンは2026年8月26日、財務省の認可を受けたとして、加熱式たばこ製品54銘柄の小売定価改定を発表しました。実施日は10月1日です。
| ファミリー | 対象銘柄数 | 現行 | 10月1日から |
|---|---|---|---|
| テリア | 29銘柄 | 620円 | 640円 |
| センティア | 21銘柄 | 570円 | 590円 |
| MIIX | 4銘柄 | 560円 | 590円 |
あわせて、加熱式たばこ「MIIX」専用リキッドカートリッジについても、10月1日からメーカー希望小売価格が現行110円から150円へ改定される予定であることが発表されています(こちらはたばこスティックとは別の付属品です)。
グロー(ヴァルト・ネオ・ラッキーストライク・ケント)
BATジャパンは2026年8月18日、加熱式たばこ「glo」専用スティックの小売定価を10月1日付で改定すると発表しました。財務省の価格認可を受けたものです。
| 製品 | 対象銘柄数 | 現行(20本入り1箱) | 10月1日から |
|---|---|---|---|
| ヴァルト(virto) | 10銘柄 | 580円 | 600円 |
| ネオ(neo) | 9銘柄 | 530円 | 570円 |
| ラッキー・ストライク | 9銘柄 | 480円 | 500円 |
| ケント | 5銘柄 | 520円 | 550円 |
いずれも各社が公式に発表している内容で、金額はJT・フィリップ モリス ジャパン・BATジャパンそれぞれの発表資料に記載された現行価格・改定後価格と一致しています。ここに挙げた銘柄以外の加熱式たばこについては、各社の公式発表でご確認ください。
紙巻きたばこは今回の値上げ対象?
「紙巻きたばこも値上げされるのでは」と気になる人もいるかもしれませんが、財務省の資料を確認する限り、今回(2026年10月1日)の課税方式の見直しは加熱式たばこが対象で、紙巻きたばこの税率そのものはこのタイミングでは変わりません。
前述のとおり、国のたばこ税の税率は2027年4月・2028年4月・2029年4月に1本あたり0.5円ずつ3段階で引き上げられる予定ですが、これは紙巻きたばこに限った措置ではありません。個別の銘柄の値上げは、各社が財務省の認可を受けたうえで発表する形になるため、正確な時期・金額を知りたい場合はJTなど各社の公式発表を確認してください。
値上げ前に確認しておきたいこと
値上げ前の在庫のまとめ買いをすすめる内容ではありませんが、家計への影響を把握しておきたい場合は、次の点を確認しておくと安心です。

- 自分が吸っている銘柄がどのシリーズ・ファミリーに属し、いくらに変わるのかを、上記の表またはメーカー公式サイトで確認する。
- コンビニなどの店頭価格は小売定価が基準になるため、10月1日以降は新価格での販売になります。
- 禁煙・減煙を検討している場合は、値上げのタイミングに合わせて考えるのも一つの方法です。
いずれの場合も、正確な価格は各社の公式発表(出典欄のリンク)で確認するのが確実です。たばこの値上げ以外にも、2026年10月から変わるお金に関する制度はいくつかあります。あわせて2026年10月から変わるお金のこと一覧も確認しておくと、家計の見直しに役立ちます。
まとめ
- プルーム用スティック全31銘柄が10月1日から20本入り1箱あたり40円値上げ(エボ580円→620円、メビウス550円→590円、キャメル530円→570円)。
- 値上げの理由は、紙巻きたばことの税負担の差をなくすための「加熱式たばこの課税方式の見直し」(財務省)。2026年4月・10月の2段階のうち2段階目。
- アイコス(テリア・センティア・MIIX)、グロー(ヴァルト・ネオ・ラッキーストライク・ケント)も同じ10月1日付で値上げが公式発表されている。
- 紙巻きたばこは今回10月の対象ではない。国のたばこ税の税率は2027年4月から3段階で引き上げられる予定(財務省資料)。
- まとめ買いをあおるものではなく、まずは自分の銘柄の新価格を公式発表で確認するのが確実。
よくある質問
プルームの値上げはいつからですか?
2026年10月1日からです。JTが2026年8月5日に発表した内容で、財務大臣への申請どおり認可を受けたとされています。
プルームはいくら値上げされますか?
対象の全31銘柄で、20本入り1箱あたり40円の値上げです。エボは580円から620円、メビウスは550円から590円、キャメルは530円から570円に改定されます。
キャメルはいくらになりますか?
キャメルシリーズ(リッチ・スムース・メンソールなど7銘柄)は、現行530円から10月1日以降570円になります。
アイコスやグローも値上げされますか?
されます。フィリップ モリス ジャパンはテリア・センティア・MIIXなど加熱式たばこ54銘柄を、BATジャパンはグロー専用のヴァルト・ネオ・ラッキーストライク・ケントを、いずれも2026年10月1日付で価格改定すると公式に発表しています。
紙巻きたばこも値上げされますか?
財務省の資料によると、2026年10月1日の課税方式の見直しは加熱式たばこが対象で、紙巻きたばこの税率はこのタイミングでは変わりません。国のたばこ税の税率は2027年4月から3段階、1本あたり0.5円ずつ引き上げられる予定ですが、これは紙巻きたばこに限った措置ではありません。
なぜ加熱式たばこだけ値上げされるのですか?
加熱式たばこと紙巻きたばこの税負担の差をなくすため、財務省が加熱式たばこの課税方式の見直しを2026年4月と同年10月の2段階で進めているためです。今回はその2段階目にあたります。
関連記事
出典
- JT「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴う たばこの小売定価改定の認可について」(2026年8月5日)
- 財務省「たばこ税等に関する資料」
- フィリップ モリス ジャパン「たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年8月26日)
- BATジャパン「加熱式たばこglo™専用スティックの小売定価を10月1日付で改定」(2026年8月18日)
更新履歴
2026年9月24日:記事を公開しました。
