この記事は、ゆうちょ銀行のスマホ決済アプリ「ゆうちょPay」を使っている方向けの内容です。結論から言うと、ゆうちょPayは2026年12月20日(日)でサービスが終了し、12月21日(月)以降は決済に使えなくなります。
この記事では、終了後に「残高」や「ポイント」がどうなるのか、代わりにどう支払えばよいのかを、ゆうちょ銀行の公式サイトで実際に確認できた内容だけをまとめています。公式サイトにまだ書かれていないことは、推測で書かずに「未定」として扱います。
- ゆうちょPayは2026年12月20日(日)で終了し、12月21日(月)以降は決済に使えません。
- ゆうちょPayは口座からその場で引き落とされる仕組みで、事前のチャージはありません。そのため「使われずに残ったお金」という意味の残高は、仕組み上生じません。
- ためたポイントは、2027年1月31日(日)時点の残高が、2027年2月下旬以降順次、「1ポイント=1円」でゆうちょPayに登録している口座へ入金されます(ゆうちょ銀行の公式ページ、2026年10月1日更新)。
- 払込票の支払いにゆうちょPayを使っていた人は、終了までにゆうちょ通帳アプリや、公式が案内する他の方法への切り替えを検討しましょう。
- 終了に便乗した偽のSMS・メールに注意し、口座番号や暗証番号は絶対に入力しないでください。
ゆうちょPayはいつ終了する?正式なスケジュール
ゆうちょ銀行は2025年12月15日、「スマホ決済サービス『ゆうちょPay』の終了のお知らせ」を発表しました。特設ページによると、2026年12月20日(日)をもってゆうちょPayを終了し、2026年12月21日(月)以降は決済ができなくなります。決済の方法ごとの終了タイミングは、次のとおりです。

| 決済方法 | 使えなくなるタイミング |
|---|---|
| コードを表示して支払う(コード表示でのお支払い) | 2026年12月20日(日)23:55以降、コードを新規に表示できません。表示済みで有効期限内のコードは23:59まで利用できます。 |
| お店のコードを読み取って支払う(コード読取でのお支払い) | 2026年12月21日(月)以降、コードを読み取ることができなくなります。 |
| 払込票のコードを読み取って支払う(払込票決済でのお支払い) | 2026年12月21日(月)以降、コードを読み取ることができなくなります。 |
はまPay・YOKA!Pay・OKI Pay・こいPayを含む「銀行Pay(マルチバンク対応)」のサービスは、すべて同じ2026年12月20日(日)に終了することが公式に案内されています。同日までは、これらの銀行Payの加盟店でもゆうちょPayを利用できるとされています。
なぜ終了するの?公式発表からわかること
ゆうちょ銀行のプレスリリースには、終了にいたった理由が次のように明記されています。
市場環境の変化や決済サービスの多様化により、銀行が提供するサービスとしての特色を活かすことが難しい状況を踏まえ、スマホ決済サービス「ゆうちょPay」の提供を終了することとしました。サービス開始当初に強みと考えていた「口座即時引き落とし機能」など銀行が提供するサービスとしての特色を十分に活かすことができず、お客さまのご利用状況に鑑み、終了することといたしました。(ゆうちょ銀行のプレスリリースより)
2019年のサービス開始から長らく提供されてきたこと、そして前述のとおり提携する複数の銀行Payも同時期に終了することは公式に確認できます。今後、特設サイトの更新で追加の説明が出る可能性はあります。
残高はどうなる?チャージ不要の仕組みだから起きること
「残高はどうなるのか」という不安の多くは、ゆうちょPayにチャージした電子マネー残高があるという前提から生まれます。しかし、ゆうちょ銀行の公式サイトによると、ゆうちょPayの仕組みはそれとは異なります。

ゆうちょPayでお支払いいただくと、ご登録いただいたゆうちょ口座からすぐに代金が引き落としされます。事前のチャージは不要。
つまり、ゆうちょPayはゆうちょ口座から都度その場で引き落とされる決済方法であり、事前にお金をチャージしてためておく仕組みではありません。したがって、他社のスマホ決済でよくある「チャージした残高が使えなくなる」「残高を出金する必要がある」といった問題は、ゆうちょPayには基本的に当てはまりません。
ゆうちょ口座そのものの貯金(預金)は、ゆうちょPayの終了とは関係なく、これまでどおり利用できます。終了によってなくなるのは、あくまで「ゆうちょPayという決済アプリを使う手段」であり、口座のお金がなくなるわけではありません。
たまったポイントはどうなる?有効期限と注意点
ゆうちょPayには、性質の異なる2種類のポイントの仕組みがあります。表で整理します。

| ポイントの種類 | もらえる条件・目安 | 有効期限 |
|---|---|---|
| 店頭決済のポイント | ゆうちょPayでの店頭決済(払込票決済等は対象外)。進呈率0.25%、400円(税込)ごとに1ポイント。毎月1日・16日に進呈(決済期間1日〜15日分は翌月1日、16日〜月末分は翌月16日) | 1年間(進呈月の翌月から12か月後の月末) |
| ゆうちょPayポイントプログラム | ゆうちょPay・ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょレコなど対象サービスの利用状況に応じて進呈。条件ごとに10〜100ポイント/月で、合計は最大400ポイント/月 | 進呈月の翌月末 |
ポイントは1ポイント=1円としてゆうちょPayでの支払いに利用でき、失効までの期間が短いポイントから自動的に使われる仕組みです。ポイント進呈・利用履歴や有効期限は、ゆうちょPayアプリでいつでも確認できるとされています。
ゆうちょ銀行株主優待制度でゆうちょPayポイントを受け取る場合、2026年度株主優待分の申し込みは2026年9月30日(水)まで、受け取りに必要な特典コードの入力期限は2026年10月31日(土)までと案内されています(最新の期限は公式サイトで確認してください)。
気になる「終了時点で残っているポイントがどうなるか」については、ゆうちょ銀行の公式ページ(2026年10月1日更新)に次のように記載されています。
- 2027年1月31日(日)時点のゆうちょPayポイント残高は、2027年2月下旬以降順次、「1ポイント=1円」で、ゆうちょPayに登録されているゆうちょ口座へ入金されます。
- 入金の対象は、有効期限が2026年12月21日(月)以降のポイント残高です。
- ゆうちょPayの退会、またはゆうちょ口座の解約等で入金できない場合は対象外です。
- ゆうちょPayポイントプログラムは、2027年1月のポイント進呈(2026年12月判定分)をもって終了します。
この記事を公開した9月24日の時点では、公式サイトに「改めて案内する」とだけ書かれていましたが、10月1日の更新で上記の扱いが示されました(2026年10月12日に本文を直しました)。入金の時期や対象は変わることがあるため、特設サイトの更新情報を確認してください。
終了後の代わりの支払い方法は?
ゆうちょPayでできていたことのうち、終了後にどうすればよいかが公式サイトのよくある質問で案内されています。

| これまでの使い方 | 終了後の案内 |
|---|---|
| アプリで口座残高を照会していた | ゆうちょ通帳アプリで残高照会が可能。 |
| 払込票の支払いに使っていた | 別の支払い方法を検討する必要がある。一部の払込票はゆうちょ通帳アプリでの支払いに対応。ゆうちょPayでは支払えたがゆうちょ通帳アプリでは対応していないPayB対応の払込票は、ビリングシステム株式会社が提供する決済アプリ「PayB」にゆうちょ口座を登録することで支払いが可能、と公式に案内されています。 |
| お店での買い物・飲食代金の支払いに使っていた | 特設サイトのよくある質問には、買い物代金の支払いについての代替サービスの案内は見当たりませんでした。ご利用予定のお店で使える他の支払い方法を、お店側に確認することをおすすめします。 |
退会の手続きについては、ゆうちょ銀行側で行うため、利用者が自分で退会手続きをする必要はないと案内されています。時期は改めて案内されるとのことです。利用履歴などを見返す予定がなければ、アプリ自体は自分でアンインストールしてよいとされています。なお、公式サイトではゆうちょPayの利用廃止を行った場合、保有するポイントはすべて失効するとされているため、事前に自分の意思で先に退会したい場合は、ポイントを使い切ってから手続きしてください。
終了に便乗した詐欺SMS・メールに注意
サービス終了のような話題は、詐欺の連絡を送りつける側にとって便乗しやすい材料になります。ゆうちょ銀行は、終了とは別に、日頃から次のようなフィッシング詐欺への注意を呼びかけています。

ゆうちょ銀行を騙り、お客さま情報の入力を求める偽メールやSMS(ショートメッセージサービス)が送信される事案が発生しています。当該メールやSMSに記載のURLをクリックすると、不審なサイトに繋がります。(中略)当行からメールやSMSで、お客さま情報の入力等をお願いすることはございません。
今回確認した範囲では、「ゆうちょPay終了」を名乗る偽SMS専用の注意喚起ページは見当たりませんでしたが、上記の一般的な注意点はそのまま当てはまります。口座番号・暗証番号・ログインID・パスワード・クレジットカードやデビットカードの情報を、メールやSMSのリンク先で入力しないでください。不審なメール・SMSを受け取った場合や、偽サイトを見つけた場合は、公式サイトの「不審なメール通報窓口」から通報できるとされています。
似たような「未納」や「重要なお知らせ」を装うSMSは、携帯電話会社や国税庁などをかたるケースでも報告されています。あわせてドコモ・au・ソフトバンクをかたる未納SMSの記事や、PayPayの送金をめぐる詐欺の記事も確認しておくと、似た手口への備えになります。
終了までにやっておくこと
ここまでの公式情報をもとに、終了までにできることを整理します。
- 払込票の支払いにゆうちょPayを使っていた場合は、ゆうちょ通帳アプリで支払えるか確認し、対応していなければ「PayB」への口座登録など、公式に案内されている方法を検討する。
- 口座残高の確認をゆうちょPayアプリでしていた場合は、ゆうちょ通帳アプリでの確認に切り替える。
- ためたポイントは2027年2月下旬以降に口座へ入金される(1ポイント=1円)。入金の対象外になる退会・口座の解約は、入金が済むまで避け、特設サイトの更新情報を確認する。株主優待でのポイント受け取りを予定している場合は、申し込み期限(2026年9月30日)と特典コードの入力期限(2026年10月31日)にも注意する。
- ゆうちょPayを名乗るSMS・メールが届いても、リンク先で口座番号や暗証番号などを入力しない。心配な場合は、アプリや公式サイトから自分で操作する。
- 退会手続きは銀行側で行われるため、通常は自分で手続きする必要はない。アプリの削除(アンインストール)は、利用履歴を見返す予定がなければ任意で行ってよい。
よくある質問
ゆうちょPayはいつまで使えますか?
2026年12月20日(日)までです。コードを新規に表示できるのは同日23:55まで(表示済みの有効なコードは23:59まで利用可)で、コードを読み取って支払う方法や払込票決済は2026年12月21日(月)以降利用できなくなります。
ゆうちょPayの残高はどうなりますか?
ゆうちょPayは、ゆうちょ口座からその場で代金が引き落とされる仕組みで、事前のチャージはありません。そのため、電子マネーのようにためた残高が宙に浮く、という状態は仕組み上生じません。ゆうちょ口座自体の貯金は、ゆうちょPay終了後も変わらず利用できます。
たまったポイントは終了後どうなりますか?
2027年1月31日(日)時点の残高は、2027年2月下旬以降順次、「1ポイント=1円」でゆうちょPayに登録しているゆうちょ口座へ入金されます(ゆうちょ銀行の公式ページ、2026年10月1日更新)。入金の対象は有効期限が2026年12月21日以降のポイント残高で、退会や口座の解約等で入金できない場合は対象外です。
払込票の支払いにゆうちょPayを使っていましたが、終了後はどうすればいいですか?
一部の払込票はゆうちょ通帳アプリでの支払いに対応しています。ゆうちょ通帳アプリが対応していないPayB対応の払込票については、ビリングシステム株式会社の決済アプリ「PayB」にゆうちょ口座を登録することで支払いができると公式に案内されています。
ゆうちょPay終了後、代わりの支払い方法はありますか?
口座残高の確認はゆうちょ通帳アプリに引き継がれ、払込票の支払いは前述のとおりゆうちょ通帳アプリまたはPayBが案内されています。一方で、お店での買い物代金の支払いについては、公式サイトに具体的な代替サービスの案内は見当たりませんでした。お店で使える他の支払い方法を確認してください。
ゆうちょPay終了に便乗した詐欺はありますか?
「終了」専用の詐欺注意喚起ページは今回確認できませんでしたが、ゆうちょ銀行は日頃からフィッシング詐欺への注意を呼びかけています。ゆうちょ銀行がメールやSMSで口座番号や暗証番号などの入力を求めることはないとされているため、そうした連絡が来ても入力しないでください。
関連記事
出典
- スマホ決済サービス「ゆうちょPay」の終了のお知らせ(ゆうちょ銀行、2025年12月15日)
- ゆうちょPayの終了について(ゆうちょ銀行)
- ゆうちょPay(ゆうちょ銀行)
- ゆうちょPayポイントプログラム(ゆうちょ銀行)
- !フィッシングメールにご注意ください!(ゆうちょ銀行)
更新履歴
2026年9月24日:記事を公開しました。
2026年10月12日:ポイントの扱いが公式に示されたため、「未定」としていた記述を直しました。
