熊本市で、令和8年熊本地震で被災した子育て世帯に向けた記事です。熊本市は、公営の児童育成クラブ(学童保育)の利用者負担金の減免、保育料の減免、就学援助の認定を案内しています。熊本市の公式ページ(2026年8月)と、報道発表で確認できた内容を、2026年10月10日現在でまとめます。国の児童扶養手当・児童手当などは、別の記事で整理しています。
この記事は熊本市の制度です。ほかの市町村は、制度や窓口が異なります。
- 児童育成クラブ(公営):住家が全壊なら100%、半壊以上全壊未満なら50%、準半壊なら30%減免。対象は令和8年7月分〜令和9年3月分、申請期限は令和9年3月31日。
- 保育料:災害による家屋等の損壊も減免の対象。申請は随時。詳しくは保育幼稚園課(096-328-2568)へ。
- 就学援助:地震で、市民税・固定資産税などの減免や国保の減免、国民年金保険料の免除を受けた人は、認定できるとされています。
- 学用品の支給(制服を追加)は、手続きの期限が9月7日でした。今は学務支援課(096-328-2716)に確認します。
公営の児童育成クラブの利用者負担金の減免
| 住家の被害の程度 | 利用者負担金の減免 |
|---|---|
| 全壊 | 100%減免 |
| 半壊以上、全壊未満 | 50%減免 |
| 準半壊 | 30%減免 |
- 対象は、公営の児童育成クラブを利用していて、令和8年熊本地震により住家に被害を受けた人です。対象のクラブは「公営の児童育成クラブ」とされています。
- おやつ代等の実費相当額は、別途負担です。
- 対象期間は、令和8年7月分〜令和9年3月分です。
- 申請窓口は、放課後児童育成課(郵送・持参)または児童育成クラブです。必要なものは、減額免除申請書とり災証明書(住家、写し可)です。
- 申請期限は、令和9年3月31日(水)です。
公営の児童育成クラブの一覧は、熊本市のホームページ「クラブ一覧(公営)」で確認できます。
保育料の減免
熊本市の「災害・疾病等による保育料減免について」(2026年8月4日更新)のページは、災害、疾病、その他やむを得ない理由により保育料の納入が困難となった人を対象に、減免を受けられる場合があるとしています。
| 区分 | 内容(熊本市) |
|---|---|
| 減免対象となるもの | リストラ・倒産による失業、天災、自営の経営不振、転職、病気、通学等に伴う収入減/火災、風水害、震災、その他の災害による家屋等の損壊 |
| 減免対象とならないもの | 出産・育児休業取得による収入減/保育料が第1階層、第2階層の場合 |
| 申請 | 随時受け付け。必要書類等は、保育幼稚園課に問い合わせる |
このページは、令和8年熊本地震専用のものではなく、通常の減免制度の案内です。地震での減免率は、ページには書かれていません。申請書(利用者負担額減免申請書、申立書)は、ページからダウンロードできます。問い合わせは、保育幼稚園課(096-328-2568)です。
就学援助|地震で減免を受けた人は認定できる
熊本市の就学援助制度のページには、「令和8年熊本地震で被災された方へ」として、次のように書かれています。地震の影響により、市町村民税の減免、個人の事業税の減免、固定資産税の減免、国民健康保険の減免または徴収の猶予、国民年金保険料の免除(4分の1免除を除く)のいずれかを受けた人は、就学援助を認定することができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請方法(窓口) | 申請書に必要事項を記入し、添付書類と合わせて、教育委員会事務局学務支援課へ提出。受付時間 8:30〜17:15、月曜〜金曜(祝日除く) |
| 申請方法(郵送) | 〒860-8601 熊本市中央区手取本町1-1 熊本市学務支援課 就学援助担当 宛 |
| 必要なもの | (1)申請書(申請理由を(5)とし、令和8年熊本地震で被災したことを記述)(2)各減免または徴収の猶予の決定通知書(写し可)(3)申請者名義の通帳またはキャッシュカードの写し |
この認定を受けるには、先に、市民税や固定資産税の減免などを受けている必要があります。公的な支援の全体像はお金が必要なのにどこからも借りれない時の最終手段と公的支援でも整理しています。令和9年度の小中学校在校生の就学援助の申請は、1月頃から受け付けを行う予定です(熊本市)。
学用品の支給(制服を追加)
熊本市は、令和8年8月28日、被災者支援メニュー(学用品支給)の対象品目に制服を追加すると発表しました。対象は、令和8年熊本地震で被災し、住家の全壊(焼)、流失、半壊(焼)により学用品を喪失または損傷し、就学上支障のある小学校児童、中学校生徒、高等学校等生徒、特別支援学校児童・生徒です(幼稚園児、専門学校生、大学生等は対象外)。対象品目は、文房具・通学用品と、制服(今回追加)です。手続きは9月7日(月)までに教育委員会事務局学務支援課へ直接連絡する、とされており、この期限は過ぎています。現在の受付の有無は、学務支援課(096-328-2716)に確認してください。
進学の費用|家計の急変等における熊本市奨学生
熊本市は、4月の定例募集とは別に、家計の急変等を対象とした奨学生を募集しています(令和8年度、2026年6月15日更新)。火災、風水害等の天災による家屋への被害(全焼・半焼・全壊・半壊)は、対象の1つです。り災証明書は写し可で、令和8年熊本地震においては、後日提出可とされています。
| 項目 | 内容(熊本市) |
|---|---|
| 貸付対象者 | 熊本市内に居住する人の被扶養者で、高等学校、高等専門学校、短期大学、大学または専修学校(高等課程・専門課程)に在学している人(学年は問わない)。国や他の団体からの貸付型奨学金を受けていないこと |
| 貸付月額 | 高校等:国公立18,000円または9,000円、私立30,000円または15,000円。大学等:国公立42,000円または21,000円、私立51,000円または25,500円(減額を希望する場合は、申請書の「減額」欄に記入) |
| 貸付期間・募集期間 | 申請した日の属する月から令和9年3月まで。募集は令和9年2月26日(金)必着 |
| 利子・返還 | 無利子。貸付終了後6か月の猶予期間のあとから返還。返還期間は学校の区分で9〜15年 |
| 連帯保証人 | 2人必要(1人は扶養者、もう1人は原則として熊本市内に居住する別生計の成年者) |
| 提出先 | 熊本市教育委員会事務局学務支援課(SPring熊本花畑町5階)。電話 096-328-2716 |
この奨学金は貸付(返す必要があるお金)です。返還が困難なときの猶予や、すでに奨学金を借りている人の返還猶予の扱いは、熊本市の別のページに案内があります。
こどものこころのケア|こども応援プロジェクト
熊本市は、こどもの心のケアの一環として、特に被害の大きかった城南地域と富合地域で、「こども応援プロジェクト」を8月25日〜28日に実施しました(杉上、隈庄、豊田、富合の各地域コミュニティセンター、午前9時30分〜12時、各校区の小学生と保護者が参加)。子育てや心の悩みについては、熊本市の被災者支援制度(冊子)に、こども支援課(096-328-2158)などの相談窓口が載っています。
よくある質問
熊本市の児童育成クラブ(学童保育)の利用料は、地震で減免されますか?
熊本市の案内では、公営の児童育成クラブを利用していて、令和8年熊本地震により住家に被害を受けた場合、被害の程度に応じて利用者負担金が減免されます。全壊は100%、半壊以上全壊未満は50%、準半壊は30%の減免です。おやつ代等の実費相当額は別途負担です。対象期間は令和8年7月分〜令和9年3月分、申請期限は令和9年3月31日(水)です。
児童育成クラブの減免には、何が必要ですか?
申請窓口は、放課後児童育成課(郵送・持参)または児童育成クラブです。必要なものは、減額免除申請書と、り災証明書(住家)の写しです。
保育料も減免されますか?
熊本市の「災害・疾病等による保育料減免」のページには、減免対象となるものとして、天災、火災・風水害・震災その他の災害による家屋等の損壊などが挙げられています。申請は随時受け付けており、必要書類等は保育幼稚園課に問い合わせるよう案内されています。保育料が第1階層、第2階層の場合は、減免の対象外です。具体的な減免率は、このページには書かれていません。
就学援助は、地震で被災した人も受けられますか?
熊本市の案内では、地震の影響により、市町村民税の減免、個人の事業税の減免、固定資産税の減免、国民健康保険の減免または徴収の猶予、国民年金保険料の免除(4分の1免除を除く)のいずれかを受けた人は、就学援助を認定することができます。申請書の申請理由を(5)とし、令和8年熊本地震で被災したことを記述します。
就学援助の申請に必要なものは?
申請書、各減免または徴収の猶予の決定通知書(写し可)、申請者名義の通帳またはキャッシュカードの写しです。申請先は、教育委員会事務局学務支援課(窓口は8:30〜17:15、月曜〜金曜、祝日除く。郵送は〒860-8601 熊本市中央区手取本町1-1 熊本市学務支援課 就学援助担当あて)です。
被災した子どもの学用品の支給は、まだ受けられますか?
熊本市は、令和8年8月28日に、被災者支援メニュー(学用品支給)の対象品目に制服を追加すると発表しました。ただし、お手続きは9月7日(月)までに、教育委員会事務局学務支援課へ直接連絡することとされており、この期限は過ぎています。学務支援課(096-328-2716)に、現在の取り扱いを確認してください。
関連記事
出典
- 熊本市「公営の児童育成クラブの利用者負担金の減免」(2026年8月20日更新)
- 熊本市「災害・疾病等による保育料減免について」(2026年8月4日更新)
- 熊本市「就学援助制度」(令和8年熊本地震で被災された方へ)
- 熊本市「令和8年度(2026年度)家計の急変等における熊本市奨学生の募集について」(2026年6月15日更新)
- 熊本市「被災者支援メニュー(学用品支給)の対象品目に制服を追加します」(令和8年8月28日)
- 熊本市「令和8年熊本地震に伴う「こども応援プロジェクト」の実施について」(令和8年8月21日)
- 写真:CT-May(Wikimedia Commons、CC0)。保育所の写真で、熊本市のものではなく、今回の災害とも関係ありません。トリミングし、文字を加えるなど加工しています。
更新履歴
- 2026年10月10日:記事を公開しました。
