電気・ガスを申し込んだら別の会社と契約していた?申込サイトと仲介サイトの違いと確認のポイント

電気・ガスを申し込んだら別の会社と契約していた?申込サイトと仲介サイトの違いと確認のポイント

引っ越しや契約の見直しで、インターネットから電気・ガスに申し込む人に向けた記事です。経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会、消費者庁、国民生活センターは、令和8年9月29日、「電気・ガスの契約トラブルなどに気をつけましょう(令和8年9月版)」を公表しました。今回のポイントは、「どの企業のWebサイトにアクセスしているか、よく確認する」ことです。3機関の注意喚起(消費者庁の令和8年10月6日配信の週刊メール「消費者庁Weekly」第769号にも掲載)で確認できた内容を、2026年10月9日現在でまとめます。

先に結論
  • 「大手の電気・ガス会社に申し込んだはずが、別の会社と契約していた」という相談が多数寄せられています。
  • 原因の1つに、仲介サイト(第三者が複数の小売事業者のサービスを仲介するサイト)を、申込サイト(小売事業者が直接運営するサイト)と思い込んで使っていた可能性があります。
  • 契約したい小売事業者が決まっているなら、その事業者の申込サイトにアクセスしているかを確認します。
  • 困ったら一人で悩まず、消費者ホットライン188、または電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口 03-3501-5725。
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目次

「申込サイト」と「仲介サイト」の違い

種類運営特徴(注意喚起の説明)
申込サイト小売事業者が直接運営申し込む先の小売事業者そのもののサイト。契約したい小売事業者が決まっている場合は、そのサイトにアクセスしているかを確認する
仲介サイト第三者が運営複数の小売事業者の電気・ガスのサービスを仲介する。多種多様なサービスの中から自身の生活スタイルなどに合うものを選択したい人、効率よく複数のサービスの情報を収集したい人に有用

注意喚起は、仲介サイトについて、「一部の仲介サイトには、仲介サイトである旨の説明や、どの小売事業者のサービスを仲介しているかの説明が不十分なものもあります」と指摘しています。仲介サイトの説明内容が誤解を招くものであると思われる場合や、情報が不十分と思われる場合には、問い合わせ先または小売事業者に、情報提供するよう案内しています。また、電力・ガスの小売営業に関する指針には、小売事業者は、仲介サイトに訂正を働きかける必要がある旨が記載されている、とされています。

実際に起きた事例(注意喚起より)

  • 引っ越しの際に、インターネットで大手電気会社と契約したつもりが、知らない会社と契約していた。
  • インターネット検索結果の一番上に表示されたサイトを通じて、大手ガス会社を希望して手続を進めていたが、契約の際になって、知らない会社が契約先として表示された。

こうしたケースでは、利用者が意図せず「仲介サイト」を利用していた可能性がある、と注意喚起は説明しています。

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申し込む前にやること|確認のポイント

3機関の注意喚起の「今回のポイント」は、インターネットで電気・ガスを申し込む場合に、どの企業のWebサイトにアクセスしているか、よく確認することです。これを手がかりに、申し込みの手順の中で、次の点を確認するとよいでしょう(下の確認項目は、注意喚起の趣旨を踏まえた整理で、公的な手順書ではありません)。

  1. 申し込もうとしているページに、どの会社のサイトか(運営会社、仲介サイトである旨)が書かれているかを確認する。
  2. 契約したい小売事業者が決まっているなら、その事業者の公式サイトから申し込む。検索結果の一番上に出たサイトが、その事業者の申込サイトとは限りません。
  3. 契約の最終確認の画面で、契約先の小売事業者名が、自分の希望と同じかを確認する。
  4. 契約書面や、申込後に届く案内を保管する。

すでに契約してしまった可能性があるときは、契約書、請求書、クレジットカードや銀行の明細で、実際の契約先を確認します。電気・ガスの請求が、見覚えのない会社から届いたときも、同じです。契約の見直しやトラブルの相談は、下の窓口へ。

この注意喚起の位置づけ

この注意喚起は、経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会、消費者庁、国民生活センターの3機関が、「電気・ガスをインターネットで申し込む際に注意すべき点やトラブルを未然に防ぐポイント」をお知らせするものとして、令和8年9月29日に公表しました(PDF2ページ)。1ページ目は「契約の検討時に気を付けるポイント」と「申込サイトと仲介サイトのイメージ図」、2ページ目は「本件に関連するQ&A」「消費者向けQ&A」「お問合せ先」と、相談件数の推移のグラフです。

「消費者向けQ&A」は、電力・ガス取引監視等委員会のホームページに公開されています。電気・ガスの契約等に関連したQ&Aがあり、あわせて参照するよう案内されています。また、同委員会のホームページでは、消費者に向けて、トラブル防止のための情報発信もしています。

電気・ガスの小売の自由化で、消費者は、複数の小売事業者から契約先を選べます。選べるからこそ、だれと契約しようとしているかを、申し込みの前に自分で確認する必要がある、というのが今回の注意喚起の趣旨と読めます。

相談件数の推移

経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会が示した、電気・ガスの契約トラブルなどに関する相談件数(四半期別)は、次のとおりです(注意喚起の参考グラフより)。

期間電気ガス
2024年度 10〜12月699件81件
2024年度 1〜3月684件102件
2025年度 4〜6月545件93件
2025年度 7〜9月456件53件
2025年度 10〜12月447件65件
2025年度 1〜3月(2026年)591件82件
2026年度 4〜6月627件60件

電気は、2025年度の10〜12月(447件)を底に、2026年度の4〜6月(627件)まで増えています。

相談先

窓口内容
消費者ホットライン「188(いやや!)」(局番なし)地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を案内
電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口 03-3501-5725電気・ガスの契約に関する制度などの相談。ホームページには、問い合わせができるチャットボットもある

電力・ガス取引監視等委員会のホームページでは、消費者向けのQ&Aや、トラブル防止のための情報も発信されています。電気・ガスの料金の補助が終わったあとの請求については、電気・ガス代の補助は9月使用分で終了|11月の請求はいくら上がる?払えないときの相談先で整理しています。

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よくある質問

「申込サイト」と「仲介サイト」は何が違いますか?

申込サイトは、小売事業者が直接運営しているサイトです。仲介サイトは、第三者が複数の小売事業者の電気・ガスのサービスを仲介しているサイトで、効率よく情報収集したい人に有用です。契約したい小売事業者が決まっている場合は、その事業者の「申込サイト」にアクセスしているかをしっかり確認することが重要とされています(経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会、消費者庁、国民生活センターの令和8年9月29日の注意喚起)。

大手の電気・ガス会社に申し込んだつもりが、別の会社と契約していた、というトラブルがあるのですか?

あります。注意喚起では、「インターネットで大手の電気・ガス会社に申し込んだはずが、別の会社と契約していた」という相談が多数寄せられていると書かれています。例として、引っ越しの際に、大手電気会社と契約したつもりが、知らない会社と契約していた、インターネット検索結果の一番上に表示されたサイトを通じて、大手ガス会社を希望して手続を進めたが、契約の際になって知らない会社が契約先として表示された、という事例が挙げられています。

仲介サイトを使うと、どんな点に注意が必要ですか?

注意喚起によると、一部の仲介サイトには、仲介サイトである旨の説明や、どの小売事業者のサービスを仲介しているかの説明が不十分なものもあります。仲介サイトの説明内容が誤解を招くものであると思われる場合や、情報が不十分と思われる場合には、問い合わせ先、または小売事業者に情報提供するよう案内されています。

困ったときの相談先は?

消費者ホットライン「188」(局番なし)で、最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してもらえます。電気・ガスの契約に関する制度などは、電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口(03-3501-5725)に問い合わせます。同委員会のホームページには、チャットボットもあります。

電気・ガスの契約トラブルの相談は増えていますか?

経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会が示した相談件数(四半期別)では、電気は、2025年度の10〜12月の447件から、2026年1〜3月に591件、2026年度の4〜6月に627件へと増えています。ガスは、2026年度の4〜6月が60件です。

引っ越しの電気・ガスの手続きで気をつけることは?

注意喚起で挙げられた事例には、引っ越しの際に、インターネットで大手電気会社と契約したつもりが、知らない会社と契約していた、というものがあります。申し込む前に、どの企業のWebサイトにアクセスしているかをよく確認することが、今回の注意喚起の最初のポイントです。

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出典

更新履歴

  • 2026年10月9日:記事を公開しました。
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