ギャンブルのことで悩んでいる本人、その家族、そして借金の返済に行き詰まっている人に向けた記事です。結論として、本人・家族の悩みは精神保健福祉センターや保健所、民間団体の電話相談へ、借金の悩みは法テラスや弁護士・司法書士への相談へと、窓口を分けて考えると動きやすくなります。この記事では、誰が・何を相談したいかで窓口を選べるように、公的機関と民間団体それぞれの電話番号・受付時間・費用を整理します。
- 本人・家族の悩みは精神保健福祉センター・保健所(都道府県・政令指定都市ごとに設置)がまず相談できる公的窓口。
- 民間団体では公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部(相談専用電話 070-4501-9625)が当事者・家族どちらも相談できる。
- 借金の相談は法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)にまず電話すると、相談窓口や法制度を案内してもらえる。
- 収入・資産が一定基準以下なら、法テラスの無料法律相談(民事法律扶助)を利用できる場合がある。
- 誰にも言えず「死にたいほどつらい」と感じるときは、よりそいホットライン(0120-279-338)にも「死にたいほどつらい方」向けの窓口がある。
ギャンブル依存症の相談は、誰の・どんな悩みかで窓口が変わる
ギャンブル依存症の相談窓口を探すときにまず迷うのは、「本人の依存症」「家族の悩み」「借金」のどれについて相談したいかによって、向いている窓口が違う点です。厚生労働省は、依存症やその関連問題で困っている人への「主な相談先」として、保健所・精神保健福祉センター・依存症相談拠点・自助グループ・家族会を挙げています。まずは下の表で、悩みの種類ごとにどこへ連絡すればよいかを確認してください。

| 悩みの種類 | 相談先 | 電話番号 | 受付時間・備考 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 本人の依存症 | 精神保健福祉センター・保健所 | 地域ごとに異なる(全国精神保健福祉センター長会の一覧で確認) | センターにより異なる。電話・面談で相談可 | 各窓口で確認 |
| 本人・家族どちらも | ギャンブル依存症問題を考える会(当事者支援部) | 070-4501-9625 | ボランティア運営のため、時間帯によりつながりにくいことがある | 各窓口で確認 |
| 本人が同じ経験を持つ人と話したい | GA(ギャンブラーズ・アノニマス)日本インフォメーションセンター | 046-240-7279 | 電話対応は毎月最終週の日曜11:00〜15:00のみ(対応日以外はFAX・メール)。ミーティングは全国の会場で随時開催 | 会費・参加費なし |
| 家族の悩み | 精神保健福祉センター・保健所(家族相談)、ギャマノン(家族の自助グループ) | 精神保健福祉センター等で確認 | 家族だけでの相談も可 | 各窓口で確認 |
| 借金の相談 | 法テラス・サポートダイヤル | 0570-078374(IP電話・海外からは03-6745-5600) | 平日9:00〜21:00・土曜9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く) | 0円(通話料は自己負担) |
| 死にたいほどつらいとき | よりそいホットライン | 0120-279-338(福島県内は0120-279-226) | 「死にたいほどつらい方」向けの案内あり | フリーダイヤル |
本人向け:電話相談窓口
本人がギャンブルをやめたいと感じたときの電話相談は、公的機関と民間団体のどちらにもあります。費用は窓口によって異なります。

精神保健福祉センター・保健所(公的機関の相談窓口)
精神保健福祉センターは、都道府県・政令指定都市ごとに1か所設置されており(東京都のみ3か所)、地域によっては「こころの健康センター」と呼ばれています。厚生労働省によると、センターではこころの健康や精神科医療についての相談のほか、アルコール・薬物・ギャンブル依存症の家族の相談にも、電話や面接で対応しています。担当する医師・保健師・精神保健福祉士などの専門職は、センターの規模によって異なります。保健所も、こころの健康や依存症の家族相談を含む幅広い相談窓口で、保健師が地域を分担して対応しています。面談や訪問を希望する場合は、事前の電話予約が案内されています。全国のセンターの連絡先は、全国精神保健福祉センター長会の一覧ページで確認できます。
民間団体の相談専用電話とオンラインミーティング
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会は、当事者支援部として相談専用電話(070-4501-9625)を設けています。対象は「ギャンブルの問題でお困りの、当事者・ご家族・ご友人」で、相談できる内容はギャンブルそのものの問題だけでなく、ギャンブルによる借金の問題や家族関係、職場の問題にも及びます。同会はボランティアで運営されているため、時間帯によっては電話がつながりにくいことがあると案内されています。電話のほか、毎日開催されているZOOMミーティングに直接参加する方法もあります。パチンコを含むギャンブル全般のやめ方の具体的な考え方は、パチンコ依存症の治し方についての記事も参考にしてください。
自助グループ(GA)のミーティングに参加する
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)は、ギャンブルの問題を抱えた人が体験を分かち合う自助グループです。厚生労働省の依存症対策ページでもGAへのリンクが案内されています。GA日本インフォメーションセンター(JIC)は、2026年9月1日現在、全国47都道府県に256のグループがあると案内しており、電話での問い合わせ(046-240-7279)は毎月最終週の日曜日11:00〜15:00のみ対応、それ以外の時間はFAXかメールでの問い合わせとなります。ミーティングの会場や日程は公式サイトで確認できます。
家族の相談窓口
本人が相談に応じない場合でも、家族だけで相談することができます。

精神保健福祉センター・保健所でできる家族相談
厚生労働省は、精神保健福祉センター・保健所のどちらについても「アルコール・薬物・ギャンブル依存症の家族の相談」に対応すると案内しています。家族がどう本人と接すればよいか悩んでいる場合の考え方は、ギャンブル依存症をやめさせるにはという記事や、身近な人のギャンブル依存症が深刻な状態にあるときの記事もあわせて確認してください。
家族会・家族の自助グループ、民間団体の家族相談会
厚生労働省は、ギャンブル依存症者の家族のための会として「ギャマノン」を案内しています。家族会・家族の自助グループは、依存症者を家族に持つ人同士が悩みを分かち合う会で、頻度は週1回・月1回・年数回など会によって異なります。連絡先や入会方法は、精神保健福祉センターや保健所、市町村でも案内を受けられます。また、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会は、少人数制・完全予約制の家族相談会を東京・大阪やオンラインで開催しています(参加費は会場によって異なり、有料の場合があります)。日程や申し込み方法は同会の公式サイトで確認してください。
借金があるときの相談先
ギャンブルによる借金がある場合、相談先は本人・家族の依存症の相談窓口とは分けて考える必要があります。パチンコなどの借金が膨らんでいると感じる場合の具体的な状況の整理は、パチンコの借金がやばいと感じたときの記事も参考にしてください。

まず法テラスに電話する
日本司法支援センター(法テラス)は、どこに相談したらよいか分からない場合の窓口として「法テラス・サポートダイヤル」(0570-078374、IP電話・海外からは03-6745-5600)を設けています。受付は平日9:00〜21:00、土曜9:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)で、利用は無料(通話料のみ自己負担)です。オペレーターは弁護士・司法書士ではなく、問い合わせ内容に応じて相談窓口や法制度を案内する役割です。法的トラブルかどうか分からない段階でも利用でき、相談内容の秘密は厳守すると案内されています。
債務整理の相談先は弁護士だけではありません。借金問題のご相談は【アース司法書士事務所】
のように、借金問題を全国から無料で相談できる司法書士事務所もあります。なお、司法書士が代理で交渉できるのは1社あたり140万円以下の借金に限られます。
収入・資産が一定基準以下なら無料法律相談も
法テラスには、経済的に余裕のない人が無料で法律相談を受けられる「民事法律扶助」という制度があります。対象は収入と資産が「資力基準」以下の人で(刑事事件の相談は対象外)、具体的な基準額の表は法テラスの公式サイトで確認できます。弁護士・司法書士への依頼を具体的に検討したい場合は、法テラス・サポートダイヤルに電話し、要件を確認したうえで地方事務所につないでもらう流れになります。弁護士・司法書士に依頼し、相手方(貸金業者など)に受任通知が届くと、その時点から貸金業者からの督促は止まります(貸金業法21条1項9号)。督促を止めたいだけで依頼をしていない段階では、督促は止まりません。
借金の減額は、弁護士に無料で相談できます
支払いが遅れると、遅延損害金がかかります。返済が難しいときは、早めに専門家へ相談すると、返済の負担を見直せる場合があります。任意整理・個人再生・自己破産のどれが合うかは、借入額や収入によって変わります。
ライズ綜合法律事務所では、質問に答えるだけで借金の減額相談を無料で申し込めます(匿名でも可)。まずは減らせる可能性があるかだけでも確かめてみてください。
※相談しても必ず減額できるとは限りません。債務整理を依頼する場合は所定の費用がかかります。
死にたいほどつらいときの相談先
借金やギャンブルの問題を抱えるなかで、誰にも言えず「死にたいほどつらい」と感じることもあります。一般社団法人社会的包摂サポートセンターが運営する「よりそいホットライン」(0120-279-338、福島県内からは0120-279-226)には、電話をかけたときの音声案内の選択肢として「死にたいほどつらい方」向けの案内があります。ひとりで抱え込む前に、まずこうした窓口に電話してみることも一つの方法です。

よくある質問
ギャンブル依存症の相談は無料でできますか?
公式に無料と確認できるのは、法テラス・サポートダイヤル(0570-078374、0円・通話料は自己負担)、よりそいホットライン(0120-279-338、フリーダイヤル)、GAのミーティング(会費・参加費なし)です。精神保健福祉センター・保健所や、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部の相談費用については、各窓口に確認してください。
電話相談窓口は、家族だけで利用できますか?
はい。厚生労働省は精神保健福祉センター・保健所について「アルコール・薬物・ギャンブル依存症の家族の相談」に対応すると案内しています。公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部も、当事者・家族・友人のいずれからの相談も受け付けています。
借金の相談窓口は無料ですか?
法テラス・サポートダイヤルへの電話問い合わせは無料(通話料のみ自己負担)です。収入と資産が資力基準以下などの要件を満たせば、法テラスの無料法律相談(民事法律扶助)を利用できます。弁護士・司法書士に依頼するときの費用は、要件を満たせば法テラスが立て替える制度があります(立て替えた費用はあとで返します)。
精神保健福祉センターの電話番号はどこで調べられますか?
全国精神保健福祉センター長会のホームページに一覧が掲載されています。センターは都道府県・政令指定都市ごとに1か所(東京都のみ3か所)設置されており、地域によって電話番号や受付時間が異なります。
相談すると、本人に知られてしまいますか?
法テラス・サポートダイヤルは、相談内容の秘密を厳守すると公式に案内しています。精神保健福祉センターなど他の窓口についても、対応は窓口によって異なるため、相談の際に直接確認すると安心です。
死にたいほどつらいときはどこに相談すればいいですか?
よりそいホットライン(0120-279-338、福島県内からは0120-279-226)に、電話をかけると音声案内で選べる「死にたいほどつらい方」向けの窓口があります。
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出典
- 厚生労働省「依存症対策」(閲覧日:2026年9月26日)
- 依存症対策全国センター(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)「全国の相談窓口・医療機関を探す」(閲覧日:2026年9月26日)
- 全国精神保健福祉センター長会「全国精神保健福祉センター一覧」(閲覧日:2026年9月26日)
- 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会「当事者支援部」(閲覧日:2026年9月26日)
- 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会「家族相談会」(閲覧日:2026年9月26日)
- GA日本インフォメーションセンター(JIC)公式サイト(閲覧日:2026年9月26日、掲載情報は2026年9月1日現在)
- GA日本インフォメーションセンター(JIC)「Q&A」(閲覧日:2026年9月26日)
- 日本司法支援センター(法テラス)「相談窓口・法制度」(閲覧日:2026年9月26日)
- 日本司法支援センター(法テラス)「民事法律扶助業務」(閲覧日:2026年9月26日)
- 一般社団法人社会的包摂サポートセンター「よりそいホットライン」(閲覧日:2026年9月26日)
更新履歴
2026年9月27日:記事を公開しました。
