借金の相談先を探している人に、公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)があります。電話相談もカウンセリングも無料で、条件があえば無料で任意整理も受けられます。この記事では、協会の公式サイトの案内をもとに、相談の流れ、申込みの条件、2026年10月9日時点の予約の混雑、悪質業者の手口を整理します。
- JCCOの電話相談(多重債務ほっとライン 0570-031640)、カウンセリング、任意整理は、すべて無料と案内されています。
- 面接相談は、弁護士カウンセラーとアドバイザーカウンセラーが2人1組で行い、多くの場合、数回に及びます。
- 2026年10月9日更新のお知らせでは、予約は混み合っていて、面談日まで1か月半〜3か月程度待つ状況です。
- 「整理屋」「紹介屋」など、債務整理や借換えをうたう悪質業者に注意が必要です。
返済のために借りる前に、借金を減らせるか確認しませんか
次のどれかに当てはまるなら、新しく借りるより先に、弁護士に借金の減額を相談する方法があります(債務整理)。
- 毎月返しているのに、元金がほとんど減らない
- 返済のために、別の会社から借りている
- 支払いが遅れて、督促の電話やSMSが来ている
ライズ綜合法律事務所の減額相談は、借入金額などの質問に答えるだけで申し込めます。相談は無料で、匿名でも申し込めます。家族や知人に知られないよう配慮して対応すると案内されています。
※相談しても必ず減額できるとは限りません。債務整理を依頼する場合は所定の費用がかかります。
JCCOとは:借金の相談が無料の公益財団法人
公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)は、クレジットや消費者ローンを利用して多重債務に陥った人について、消費者保護の立場から、公正・中立なカウンセリングを行っている団体です。協会の公式サイトによると、電話相談やカウンセリングは無料で、希望により、無料で任意整理と家計管理の改善の手伝いもしています。公益財団法人なので、相談料金などはすべて無料と案内されています。
公式サイトは、「JCCO 日本クレジットカウンセリング協会あるいは類似の名称を用いた連絡にご注意ください」と呼びかけています。相談するときは、協会の公式サイトに載っている電話番号であることを確かめてください。
相談の流れ:電話相談→予約→面接相談
- 電話相談:「多重債務ほっとライン」(0570-031640)に電話する。困っている内容に応じて助言を受けられ、必要に応じてカウンセリング(面接相談)の予約を受け付けてもらえる。電話相談は、経済産業大臣の指定する団体の認定試験に合格するなど専門資格を持つアドバイザーカウンセラーが応じる
- 書類の郵送:相談日時を予約すると、必要な書類が郵送される。記入して、相談日に持参する
- カウンセリング(面接相談):指定のセンター・相談室に本人が行く。カウンセリングセンターの所在地にある弁護士会から推薦された弁護士カウンセラーと、専門資格を持つアドバイザーカウンセラーが2人1組で、借金の状況や家計の状況を聞く。多くの場合、カウンセリングは数回に及ぶ
- 可能な場合は、無料で任意整理を行う。業者との交渉も協会が引き受け、債務の減額や数年間での分割払いなどを申し入れる
カウンセリングでは、債務整理の方法など法的手続きの面と、生活再建のための家計カウンセリングの両面から、助言が行われます。センター・相談室は、東京、大阪のほか、仙台、前橋、さいたま、横浜、金沢、名古屋、広島、高松、松山、福岡、宮崎、熊本、沖縄にあります。
カウンセリングを申し込める人の条件
JCCOの「ご相談窓口」のページでは、次のような債務に関する相談の申込みを受けて、カウンセリングを行っている、と書かれています。
| カウンセリングの申込みの目安(JCCO) |
|---|
| 債務が、消費者信用の利用により生じたものであること |
| 債務が、消費生活の必要から生じたものであること |
| 債務の弁済意思があること |
| 債務の減額、弁済条件の緩和などで弁済できる可能性があること |
| 本人が、カウンセリングセンターや相談室に来所可能なこと(身体の不自由な人は相談) |
この条件にあてはまるか分からないときや、近くにセンター・相談室がない場合は、多重債務ほっとラインに電話して、より適切な相談機関の案内を受けられます。電話相談は、ご相談の内容に応じて助言を行い、またはより適切な相談機関を案内・紹介する、とされています。
面接の予約は混雑:1か月半〜3か月待ち(2026年10月9日更新)
JCCOは、2026年10月9日に、カウンセリング(面接相談)の予約状況を更新しました。現在、カウンセリングを希望する相談者が増加しており、予約が大変混み合っていて、予約をした場合、面談日まで1か月半〜3か月程度待つ状況です。そのため、予約ができない人には、電話相談により可能な範囲で対応している、と案内されています。
また、10月29日(木)と11月6日(金)は、相談員と職員の研修会のため、電話相談などの受付を一部休みます(休む地域は、協会のお知らせで確認できます)。待っている間に督促や差押えが進むことが心配なときは、弁護士・司法書士への相談や、法テラスの利用も検討してください(後述)。
協会の任意整理:返済期間、家族のこと
JCCOの「よくあるご質問」から、主な内容を紹介します。
- 返済期間:協会の任意整理では、分割払いの交渉を行う。通常は3年間程度で、5年間くらいの分割とすることも十分に可能
- 破産について:借入や家計の状況によっては、破産もやむを得ないことがある。協会に相談すれば、破産を回避できる状況かどうか、一緒に考えられる
- 配偶者に内緒で返済:個人の情報や秘密は厳守する。ただし、借金返済のためには家計の見直しが必要で、家族の理解と協力が不可欠。配偶者に打ち明けて、家族が団結して完済した例は数多くある
- 家族や友人の相談:カウンセリングは、本人が受けるのが原則。身体が不自由で来所が難しい場合は、診断書や委任状があれば、例外的に代理人が相談に行ける
任意整理の仕組みは任意整理のメリット・デメリットで、特定調停は特定調停とは?で解説しています。
借金の相談を装う悪質業者の手口(JCCOの注意喚起)
JCCOの「こんな勧誘にご注意」では、「絶対貸します」「今日必要な方、即時融資!」「問題解決!まとめ一本化」といった甘い誘い文句や、電話での「自宅を担保に借入れを一本化しませんか」といった勧誘は、信用できないことがほとんどで、かえって深刻な事態に陥る、と注意されています。債務の一本化は、より金利負担が軽くなるように行わなければならないのに、実際はかえって金利負担が重くなる危険もある、とされています。協会が挙げる悪質な業者の例を、一部紹介します。
| 手口の名前 | JCCOの説明 |
|---|---|
| 整理屋 | 「あなたの債務を整理・解決します」などと広告し、「整理手付金」といった名目で現金などを預かり、整理をしないでだまし取る |
| 紹介屋 | 低金利で融資するように思わせ、「うちでは貸せないのでほかの店を紹介する」などと言って、他の店で借りるよう指示し、借入金額の一部を紹介料としてだまし取る |
| 押し貸し | 契約もしていないのに勝手に銀行口座に現金を振り込み、法外な利息などを請求する |
| 買取り屋 | 融資の条件として、クレジットカードで商品を次々と買わせ、それらを安く買い取るか、さらに高利で融資する。業者への借金のほか、クレジット会社への債務も残る |
| クレジット枠の現金化 | カードでほとんど価値のない物を購入させ、代金の何割かをキャッシュバックする。クレジット会社に対する借金は残り、負債が増える |
違法な貸付や詐欺の見分け方は給与ファクタリング・個人間融資は違法?とヤミ金からの借金は返さなくていい?で解説しています。
面接を待てないとき、ほかの相談先
弁護士や司法書士が債務整理(任意整理・自己破産・個人再生など)の依頼を受けて、貸金業者に対してその旨の通知を行った場合、通常、貸金業者からの連絡は止まります(法テラス)。費用が心配なときは、債務整理の費用が払えないときで整理した法テラスの立替制度があります。相談の準備は債務整理の相談に持っていく資料で整理しています。
法テラス・サポートダイヤル(0570-078374、平日9時〜21時、土曜9時〜17時)でも、相談窓口の案内を受けられます。待っている間に、「審査なし」をうたう業者や個人間融資、給与ファクタリングから借りるのは、貸金業の登録がない違法な貸付である可能性が高いため、やめてください。
借金の減額は、弁護士に無料で相談できます
支払いが遅れると、遅延損害金がかかります。返済が難しいときは、早めに専門家へ相談すると、返済の負担を見直せる場合があります。任意整理・個人再生・自己破産のどれが合うかは、借入額や収入によって変わります。
ライズ綜合法律事務所では、質問に答えるだけで借金の減額相談を無料で申し込めます(匿名でも可)。まずは減らせる可能性があるかだけでも確かめてみてください。
※相談しても必ず減額できるとは限りません。債務整理を依頼する場合は所定の費用がかかります。
まとめ
- JCCOは、公益財団法人。電話相談、カウンセリング、任意整理は無料(公式サイト)。
- 多重債務ほっとライン(0570-031640)で相談し、必要に応じて面接相談を予約する。
- 面接相談は、債務が消費者信用によるもので、弁済意思があり、本人が来所できることなどが目安。
- 2026年10月9日時点で、面談日まで1か月半〜3か月待ち。予約できない人には電話相談で対応。
- 待てないときは、弁護士・司法書士、法テラスにも相談する。整理屋などの悪質業者に注意する。
よくある質問
日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)の相談は、無料ですか?
公式サイトによると、電話相談もカウンセリング(面接相談)も、任意整理を行うことになった場合も、費用は一切かからないと案内されています。公益財団法人なので、相談料金などはすべて無料です。
多重債務ほっとラインの電話番号は?
0570-031640です(JCCO公式サイト)。電話でカウンセリングの予約もできます。受付時間は、公式サイトの案内で確認してください。
カウンセリングの予約は、すぐ取れますか?
JCCOの2026年10月9日付のお知らせでは、予約が大変混み合っていて、面談日まで1か月半〜3か月程度待つ状況です。予約ができない人には、電話相談で可能な範囲で対応するとされています。
協会の任意整理は、何年で返すのですか?
公式の「よくあるご質問」によると、通常は3年間程度で、5年間くらいの分割とすることも十分に可能です。
家族が代わりに相談できますか?
カウンセリングは本人が受けるのが原則です。身体が不自由で来所が難しい場合は、診断書や委任状があれば、例外的に代理人が相談に来ることができます。
出典
- 公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)
- JCCO「よくあるご質問」
- JCCO「ご相談などは一切無料」
- JCCO「ご相談窓口」
- JCCO「こんな勧誘にご注意」
- JCCO「センター・相談室一覧」
- JCCO「[10/9更新] カウンセリング(面接相談)ご予約の混雑状況について」
- JCCO「10月29日(木)・11月6日(金)は電話相談とカウンセリングを一部お休みします」
- 法テラス「弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、貸金業者からの連絡が止まるのですか。」
更新履歴
2026年10月9日:記事を公開しました。
