「【楽天銀行】25周年記念現金プレゼントのお知らせ」「Androidスマホをお使いですか?今すぐ15,622ポイントが受け取れます」といったメールが届いた方に向けた記事です。結論として、この件名のメールはフィッシング対策協議会が2026年9月8日に注意喚起した、不正アプリのインストールへ誘導する詐欺メールです。
この記事では、メールを開いただけの場合・リンクを押した場合・アプリを入れてしまった場合など状況別にやるべきことと、楽天銀行に本物の25周年キャンペーンがあるか、本物と偽物の見分け方を、楽天銀行とフィッシング対策協議会の公式ページで確認できた内容だけで整理します。
- 「【楽天銀行】25周年記念現金プレゼントのお知らせ」などの件名は、フィッシング対策協議会が2026年9月8日に緊急情報として公表した詐欺メールです。
- メール内のリンクからアプリをインストールしない。すでに入れてしまった場合は、機内モードにしてネットワークを切ってから、アプリを削除し、端末を初期化します。
- 楽天銀行の本物の25周年記念企画は存在しますが、公式サイトをブックマークしてそこから確認し、メールのリンクからは確認しないでください。
- 暗証番号やパスワードを入力してしまった、お金が引き出された場合は、楽天銀行の緊急連絡先(0120-691-036、年中無休24時間受付)へすぐ連絡してください。
楽天銀行「25周年記念現金プレゼント」メールは詐欺です
フィッシング対策協議会は2026年9月8日、Androidスマートフォン用の不正アプリのインストールへ誘導するフィッシングメールについて緊急情報を公表しました。この緊急情報は楽天銀行専用ではなく複数のブランドをかたる事例が示されており、その中に「【楽天銀行】25周年記念現金プレゼントのお知らせ」という件名が含まれています。この記事に関係する件名例は次のとおりです。

- 「Androidスマホをお使いですか?今すぐ15,622ポイントが受け取れます」
- 「【まもなく失効】15,622ポイントの受け取り手続きはお済みですか?(Android限定)」
- 「【楽天銀行】25周年記念現金プレゼントのお知らせ」
誘導先はいずれも楽天銀行の公式ドメイン(rakuten-bank.co.jp)ではない、偽のアプリストアのようなサイトです。同協議会は対策として「アプリのインストールは必ず正規サイトのリンクやスマートフォンのアプリストアから行ってください」と案内しています。
楽天銀行も2026年9月16日付のお知らせで、「ポイントサイト・航空会社・カード会社・国税庁・SNS広告等を装い、偽のアプリストアへ誘導」する手口への注意を呼びかけています。不正アプリをインストールすると端末の操作が外部から監視・制御されるおそれがあり、銀行アプリの起動を検知すると正規の画面の上に偽の入力画面を重ねて暗証番号やパスワードを盗み取る手口が確認されています。対策として、公式ストア以外からのインストールや、メール・SMS・Webサイトのリンク経由でのダウンロードを避けることが案内されています。
本物の楽天銀行25周年キャンペーンの見分け方
楽天銀行は2026年7月23日に開業25周年を迎えており、公式サイトに25周年記念ページ(rakuten-bank.co.jp/corp/25th_anniversary/)を公開しています。同ページでは2026年7月15日から2026年9月10日23:59までのエントリー期間で「25周年ありがとう!超大感謝祭!」というキャンペーンを実施したことが、条件達成で最大5,000円が進呈される旨とともにプレスリリースで公表されています。つまり、楽天銀行に25周年の記念企画自体は実在します。ただし、エントリー期間はすでに終了しており、記事公開の2026年9月27日時点ではエントリーできません。

問題は、この実在する企画に便乗して「25周年記念現金プレゼント」という件名の詐欺メールが送られている点です。本物かどうかを見分けるには、メールのリンクを押すのではなく、次の方法で確認してください。
| 確認方法 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイトをブックマーク | rakuten-bank.co.jp をあらかじめお気に入り登録し、そこからアクセスする |
| URLとSSL証明書を確認 | アドレスバーのURLと証明書を、ログイン情報を入力する前に確認する |
| 公式メールのドメイン | 楽天銀行が配信するメールのドメインは5種類(@mail.rakuten-bank.co.jp・@rakuten-bank.co.jp・@ac.rakuten-bank.co.jp・@cc.rakuten-bank.co.jp・@fr.rakuten-bank.co.jp)。デビットカードのネットショッピング時のワンタイム認証メールは@paysec.cacs.jp |
| アプリの入手先 | 公式ストア(Google Play・App Store)からのみインストールする |
これら以外のドメインから届いたメールや、公式ストア以外へ誘導するメールは、楽天銀行を名乗る本物のキャンペーン案内ではないと判断できます。ただし、フィッシングメールは本物をコピーして作られることも多く、見た目だけでの判断が難しい場合もあります。楽天銀行は「当行から、メールやSMSで直接アプリのダウンロードURLを案内することはございません」と案内しており、メールやSMSのリンクからアプリのダウンロードを求められた時点で偽物と判断できます。
状況別にやるべきこと
メールにどこまで関わってしまったかによって、やるべきことは変わります。当てはまる段階から確認してください。

| 状況 | やるべきこと |
|---|---|
| ①メールを受信・開封しただけ | 本文中のリンクや添付は開かず削除する。楽天銀行を装う偽サイトが確認されているため、心当たりのないメールは開かないようにする |
| ②本文中のリンクを押した | ID・パスワード・暗証番号など何も入力せず閉じる。IPAは、アプリのインストールや入力をしていなければ影響はないとしている(ダウンロードしたファイルが残っていれば削除する) |
| ③案内に従ってアプリをインストールした | ネットワークを機内モードにして切断したうえで、アプリを削除し、端末を初期化する(手順は次章) |
| ④ログイン情報や暗証番号を入力した | 楽天銀行の案内どおり、至急IDとパスワードの両方を変更する。楽天銀行へ連絡する |
| ⑤お金が引き出された・送金された | 楽天銀行の緊急連絡先(0120-691-036)へすぐ連絡し、あわせて警察へ相談する |
楽天銀行が2008年に公表したお知らせ「ログイン画面には暗証番号を絶対に入力しないでください」では、偽のログイン画面に入力してしまった場合について「至急IDおよびPWの変更が必要となります」と案内されています。あわせて楽天銀行は、金融犯罪の連絡先(0120-691-036、年中無休・24時間受付)にすぐ連絡するよう案内しており、入力してしまった場合はまずこの連絡先へ連絡してください。
不正アプリを入れてしまったときの削除・初期化の手順
誘導先のアプリをすでにインストールしてしまった場合の対処は、IPA(情報処理推進機構)が2021年12月22日に公表した「宅配便業者に加えて通信事業者をかたる偽ショートメッセージサービス(SMS)が増加中」の手順に沿って、次の順序で行います。

- 機内モードにする:Wi-Fi接続もオフにし、通信を無効化する。
- 不正アプリをアンインストール:機内モードのまま、設定アプリのアプリ一覧から探して削除する。
- スマートフォンを初期化:本体への影響範囲が不明なため、アンインストールに加えて初期化が推奨されています。復元は不正アプリを入れる前のバックアップを使い、操作方法は契約している携帯電話会社等に確認します。
- パスワードを変更:初期化後にGoogleアカウントや利用サービスの各アカウントのパスワードを変更する。
- 不正使用の確認:身に覚えのないキャリア決済の請求がないか携帯電話会社に確認する。また、不正アプリのインストール以降に届いた登録・変更のメールやSMSがあれば、該当のサービス会社に確認する(SMSは初期化で消えるため、初期化前に確認する)。
アンインストール操作は、IPAの別の注意喚起ページで次のように案内されています。
- Android:設定アプリのアプリ一覧から該当アプリをタップし「アンインストール」を選ぶ
- iPhone・iPad:ホーム画面で該当アプリを長押しし「Appを削除」を選ぶ
楽天銀行への連絡先と警察への相談
フィッシングや不正アプリによる被害(暗証番号・パスワードの入力、不正送金・不正引き出しなど)にあった場合、楽天銀行は次の連絡先を案内しています。

| 連絡先 | 番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| フリーダイヤル | 0120-691-036 | 年中無休・24時間受付 |
| 携帯電話から(通話料有料) | 0570-071-910 | 年中無休・24時間受付 |
| 国際電話から(通話料有料) | 03-6832-5612 | 年中無休・24時間受付 |
楽天銀行はこの連絡先を「金融犯罪にあってしまった場合の連絡先」としており、被害状況の確認や照会等を中心に対応するとしています。お金を引き出された・送金された場合は、最寄りの警察署にも相談してください。
同じ手口の詐欺メール・詐欺SMSにも注意
実在する制度やキャンペーンに便乗して、公式を装うメール・SMSでアプリのインストールや個人情報の入力へ誘導する手口は、楽天銀行に限らず起きています。心当たりのない「現金プレゼント」「ポイント付与」のメールが届いたときは、リンクやボタンからではなく、ブックマークした公式サイトや公式アプリから内容を確認することが被害を防ぐうえで大切です。
官公庁をかたるSMS・メールについても同様の注意が必要です。次の記事もあわせてご確認ください。
よくある質問
楽天銀行の「25周年記念」メールは本物ですか?
いいえ、フィッシング対策協議会が2026年9月8日に注意喚起した詐欺メールです。「【楽天銀行】25周年記念現金プレゼントのお知らせ」などの件名で、不正アプリのインストールへ誘導します。楽天銀行の公式ドメイン以外から送られています。
楽天銀行の25周年記念キャンペーンは本当にありますか?
はい、楽天銀行は2026年7月23日に開業25周年を迎え、公式サイトで「25周年ありがとう!超大感謝祭!」を実施しました(エントリー期間は2026年9月10日23:59までで、記事公開時点では終了しています)。エントリー期間終了後に届く「現金プレゼント」案内には注意し、本物の案内は公式サイトをブックマークして確認してください。
楽天銀行を名乗る不正アプリへの誘導メールのリンクを押しただけなら大丈夫ですか?
IPAは、アプリのインストールや情報の入力をしていなければ影響はないとしています。ダウンロードしたファイルが端末に残っていれば削除し、心当たりのないメールのリンクは今後も押さないようにしてください。
案内されたアプリを入れてしまったらどうすればいいですか?
スマートフォンを機内モードにしてネットワークを切断し、アプリを削除したうえで端末を初期化してください。Androidは設定アプリのアプリ一覧から、iPhoneはホーム画面での長押しからアンインストールできます。
暗証番号やログインパスワードを入力してしまった場合はどうすればいいですか?
楽天銀行の案内どおり、至急IDとパスワードの両方を変更してください。あわせて楽天銀行の緊急連絡先(0120-691-036、年中無休24時間受付)へ連絡してください。
お金が引き出された場合、楽天銀行にはどこへ連絡すればいいですか?
楽天銀行の緊急連絡先(0120-691-036、携帯電話からは0570-071-910、国際電話からは03-6832-5612、いずれも年中無休24時間受付)へ連絡してください。あわせて警察への相談も行ってください。
関連記事
- 三井住友カードの詐欺メール|入力後の手順とVポイント・Vpassの偽メール見分け方
- セゾンカードの「ポイント失効」メールは詐欺?本物との見分け方と入力後の連絡先
- 統計局のメールは詐欺?労働力調査・生活費増加に関する基礎調査をかたる手口と本物の見分け方
- e-Taxの詐欺メールに注意|還付金・メッセージボックスをかたるメールを開いた・入力した時の対処
- 国税庁のSMSをクリックしてしまった人へ|未納メールは詐欺?今すぐやること
- PayPay送金詐欺で払ってしまったら?返金・補償・警察相談の手順
出典
- フィッシング対策協議会「不正アプリのインストールへ誘導するフィッシングメール」(2026/09/08)
- 楽天銀行「スマートフォンへの不正アプリインストール誘導にご注意ください」(2026年9月16日)
- 楽天銀行FAQ「楽天銀行から配信されるメールのドメインを教えてください。」
- 楽天銀行「楽天銀行が配信するメールには『楽天のブランドシンボル』が表示されています」(2026年2月26日)
- 楽天銀行「楽天銀行をかたるフィッシング詐欺にご注意ください」(2008年のお知らせ)
- 楽天銀行「ログイン画面には暗証番号を絶対に入力しないでください」(2008年のお知らせ)
- 楽天銀行「フィッシング詐欺の手口・事例と対策」
- 楽天銀行「万一被害にあってしまったら」
- 楽天銀行「楽天銀行25周年記念サイト」
- 楽天銀行プレスリリース「楽天銀行、『25周年ありがとう!超大感謝祭!』を実施」(2026年7月15日)
- IPA「宅配便業者に加えて通信事業者をかたる偽ショートメッセージサービス(SMS)が増加中」(2021年12月22日)
- IPA「スマートフォンの偽セキュリティ警告から自動継続課金アプリのインストールへ誘導する手口にあらためて注意!」(2022年10月25日)
更新履歴
2026年9月27日:記事を公開しました。
